FC2ブログ

a la c@rte reverse

えっちなのはいけないのでここに貯めておきます。いろいろごめんなさい。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

キモチイイの風船

【真】

「もー!プロデューサーのバカ!」
 ボクはいま、小さな声でボクの担当プロデューサーについてぶつぶつ愚痴をこぼしていた。
 場所はというと……トイレの個室。最近忙しくなってきて、ファンやマスコミも多くって、落ちつける場所が少ない。いろいろ候補を探しているうち、いつしか人の目を気にしなくていい765プロの社内でさえ、ボクはここを憩いの場にしてしまっていた。いまのこの時間ならまず人が来ることもなく、のんびりしていられるのだ。
「ボクは女の子なのに……平気で目の前で裸になるなんて……」
 あ、そうそう、プロデューサーのこと。今日ボクが怒っているのはこの事だった。さっき収録して戻ってきたロケ現場、監督がエキストラの人数をもっと増やして欲しいとかでプロデューサーも狩り出されたんだけど、外ロケだったので更衣室が足りなかった。
 だからボクの控え室で着替えていいですよって言ったんだけど……『おう、ありがとな、真』っていうセリフが終わる前にシャツとズボン一気に脱ぐってどういう訳さ!ボク外に出ていようって思ったのに!てゆーかどれだけ器用なんだよっ。
「うう……っ」
 ちいさく溜息。その時だってちょっと悲鳴上げちゃって、ようやく『ああ、ごめんごめん』とそれだけ。
 信頼されてるのかな、とも思うけど……。
 なんとなく、女の子扱いされてないんじゃないか……って。
 ボクの手はボクの……なけなしのオンナノコの部分を探り始めていた。ぺたんこの胸。『くびれている、というより精悍な』って雑誌に書かれた腰。……その下、その中心の、正真正銘の……。
「ドキドキ、しちゃうよぅ……」
 プロデューサーの姿が脳裏によみがえる。
 ポロシャツをまくり上げた、スポーツなんか長いことやってないって言う割にがっしりした胸板や。
 純粋に体を鍛えている人間としてすら憧れてしまいそうな、引き締まった腹筋や。
 スラックスを下ろした、ボクサーパンツから伸びる長くてたくましい太腿や。
 そのボクサーパンツの真ん中で――うっかり目に入っちゃったんだ――盛りあがった……その、あの、……。
「んっ」
 ボクの体がぴくんって震えて、小さく声が漏れた。
 いまボクはスパッツ履いたままで座っていて、その体に張りつく布地越しに手を当てていて……その手が温かい潤いを感じた。
 ……やだ。もう、濡れて……。
 悪びれた風もなく謝るプロデューサーの笑顔がフラッシュバックした。その顔と、裸の胸と、パンツと。
 とくん。
 ボクの体の中心で、エッチな蛇口がちょっと開いた。
「は……いけない……や」
 のろのろとスパッツをパンツごと引き下ろして、あらためてトイレに座り込む。パンツは……スパッツが湿ってるくらいだ、手遅れ。あとで着替えなきゃ。
 くちゅ……くちゅっ。
 ちょっと指を動かすだけで、やけに大きな水音が聞こえる。濡れた肌はすごく敏感になっていて、自分の指の指紋のザラザラさえ感じ取れそう。
「プロデューサーが……悪い、ん、ですから……ね……?」
 なんの意味もない言い訳をそっと口にすると、その『プロデューサー』っていう単語でまたあの笑顔が思い浮かんだ。
「プロデューサー……」
 こんなこと、いつもしてるわけじゃない。週に一度くらい、寝る前にちょっと触るくらいなのに。
 なのに今日は、なんかヘンだ。
「プロデューサー……プロデューサー」
 プロデューサーをただ呼びながら、右手の中指をくるくると動かす。お湯をたっぷり吸ったバススポンジみたいに、あったかくて柔らかくってぬるぬるのそこに、指はいとも簡単にもぐり込んで。ゆっくり抜くと苦しいような切ないような感じと一緒に、指先に冷たい空気が触れて。
「プロデューサー……ボク、女の子っぽくないですか……?」
 左手が上のシャツの内側に滑り込む。シャツの下はワイヤーのないスポーツブラで、ボクの手はその布地にも潜り込み、それでも相応に柔らかい皮膚の上を中心に向かって突き進んでいく。
「プロデューサーは、ボクみたいな子、好きじゃないですか……?」
 指の先が真ん中に届き――キュッて固くなってた――こりこりと転がす。胸の中央に火が点いたみたいに熱くなり、熱は体中にひろがってく。
「やぁ……ボク、こんなトコで」
 こんなトコで……なにやってるんだろ。女の子のクセに、アイドルのクセに、さっき見てしまったプロデューサーの裸を思い出しながら、事務所のトイレでエッチな妄想をして、あまつさえ自分自身を慰めてる。
「ボク……エッチな子だ……」
 プロデューサーは、こんなエッチな恥かしい子、嫌いですよね。こんな自制もできないだらしない子、呆れちゃいますよね。
 そんな風に自分を責めてみても、指の動きを止められない。自転車で下り坂を走り下りていくみたいで、足を突っ張ってみても体が止まらない。
「ふ……ふぅ、うっ」
 お腹の中に、なんていうか、風船みたいなものが膨らんでいく。
 たぶん、さっきのエッチな蛇口に繋がっていて、キモチイイがたまって膨らむ風船なのだ。いつもならちょっと膨らむとパチンとはじけて、それでおしまいになるんだけど、今日はまだ割れないで大きくなってるのがわかる。右手は指を出し入れするのをやめて、指全部を使って揉み解すみたいに触る。男の人なら、どんな風に触るんだろう。プロデューサーなら、どういうふうに触ってくれるんだろう。
「……ふぁ」
 また、風船が大きくなった。お腹が苦しいみたい。こんなに膨らむの、はじめてかも。
「ぁん……怖いよ……プロデューサー」
 口に出して言ってみる。自分でこんなふうになってるクセに、そう言えばプロデューサーが励ましてくれるみたいに思って、甘えた声を出してみる。

 ――と。

 ぶるる、と急に上着のポケットが震え出した。
「ひぁ?」
 携帯電話だ。反射的に取り出して通話ボタンを押したあとで、出ずにおけば良かったのだと後悔した。
『もしもし真?俺だけど』
 相手が、プロデューサーだったのだ。
「あ……あっはい、どうしたんですか?」
『あ、いや、探したけどいなかったんで。休憩時間だからいいんだけどさ。なにしてた?』
「うぇ……っ」
『ん、あーゴメン、言わなくてもいいんだ』
 プロデューサーの言葉はテンポがよく、油断して会話してるとなんでも打ち明けてしまいそうになる。今も危なくホントのこと言いそうになって、幸い彼の方から話題を変えてくれた。
『いや、実はさ……真に、謝っておきたくて』
 プロデューサーはボクの反応が気にならなかったのか、続けてこう言った。
「え……な、なにがですか」
『さっきのこと』
「さっき?」
『エキストラの衣装着たときさ。……俺、ちょっとデリカシーなかったよな。真の目の前で服脱ぐなんて』
「……ああ」
『お前がびっくりしたの見て、しまったって思ったけど時間なくて、なんでもない振りしてたんだけど……やっぱ黙ってられなくなってな』
 さっきのこと。
 プロデューサーは気にしてくれていた。
『ごめんな真、大事なレディの前で情けない体晒しちまって。さぞかし不快だったろう。許してくれ』
 レディ……?
「れ、レディだなんて、そんなおだてて」
『おだてるつもりなんかないさ。なるべくお前と一緒にいたくて、あそこで着替えていいって言われたんで舞い上がっちまった。まったく面目ない』
 ふぅっ、と、お腹の中の風船がふくらんだ。
「あ……あ、もちろん」
 左手で電話をしながら、右手で押えたままのそこが、またうずいたのがわかった。今まさにその人の顔を想いながら……そのさなかにこんな耳元で、こんな嬉しいことを言われちゃったら、ボク……。
「もちろん、怒ってなんかいませんよ、ちょっと、びっくりしただけで」
 慌てて、電話を切ろうと早口で応対する。
『そうか。ありがとう』
「じゃあ――」
『あ、そうだ、真』
 ところがプロデューサーは、続いてこんな話をしてきた。
『今度さ、食事でもご馳走するよ。お詫びも兼ねて』
「え……」
『今日の監督から、いい店紹介されたんだ。海の見えるイタリアン。二人で、いかないか?』
 二人で?それ、って……。
「え……いいん、ですか?」
 左手の携帯電話を握りなおし、……右手の指が、自然、動き出していた。
 やだ。こんな……プロデューサーにバレちゃう、よぉ。
『もちろんさ。車で1時間くらいの場所で、シーフードが最高に美味いんだそうだ』
「ん……」
 くちゅっ、くちゅん。指運びのたびに感じるしずくの音が、電話を通して彼に聞こえちゃう気がして。
 それでも、指が止まらない。心のどこかで、聞いて欲しい、ボクが今なにをしてるか知って欲しい、って思ってるのが自分でわかる。
『知る人ぞ知るって店で、人目も気にならない。客筋もいいから芸能人でもゆっくり食事できるってさ』
「あは、それ……いいですね……っ」
 プロデューサーと二人で食事。それって、デート、ですよね?
 人目を気にしないでいいってことは、いっぱい甘えてもいいんですよね?
 だんだん指の動きが早くなって、それにつれて風船はどんどん大きくなって、今にも弾けそう。
 中指の腹がボクの敏感なところに当たって、抑えていた声が漏れてしまう。
「っふぅ」
『真?』
「……ふふ、ごめんなさい、ちょっと嬉しくって笑っちゃった」
『そうか、喜んでくれてるなら光栄だよ。どうだ、行きたいかい?』
「ふゎ……イッて……も、いいんで、す、かぁ?」
 風船はもうボクの体いっぱいに膨らんでいて、どこかつついたら破裂してしまいそう。プロデューサーの言葉とボクの状況が不思議にリンクして、思わずそんな風に聞いてしまった。
『ああ、もちろんさ、そのために電話したんだから』
「……あふっ」
 もうボクの手も、あそこも、お尻の方までびしょびしょで、指の動きはますますスピードを上げて。
『真、そしたら一緒に行こう。いいかい?』
「ぁ……あ、は、は……っ」
 そうして、ボクはパンパンになった風船を……中指の先でちょん、とつついた。
「はいぃ!ボク……ボク、イキ……ますっ!」
 ぱん。風船が割れた。
 中に詰まったキモチイイが、一気にあふれて流れ出す。
 今まで感じたことのない気持ちいい塊がはじけて、体中がもみくちゃにされるみたい。
「く……ふぅ……っ」
 ぴくんぴくん、って体が痙攣する。快感の波はぜんぜんおさまらず、ボクこのままここで溶けちゃうんじゃないかって思った。
 ぐったりと背中をもたれかけさせ、荒く息をつく。
「はっ、はあっ、……はーっ」
 携帯電話を持っていられなくなり、床に落としてしまった。からん、っていう音が聞こえて、電話の相手のことを思い出した。
「……プロデューサー」
 聞こえちゃい……ましたよね。
 ボクがなにしてたか、わかっちゃいましたよね。
 こんなボクのこと、好きですか?嫌いになりますか?
 そんなこと思いながら床の携帯をなんとなく見つめる、と、その電話がぶるぶると踊り出した。――着信?
「うわ、いっけない」
 いつの間にか電話は切れていたみたい。慌てて拾い上げ、液晶を見るとプロデューサー。
「はっ、はい、真ですっ」
『真?大丈夫か?いきなり電話切れてびっくりしたぞ』
 最後のトコで、うっかり通話終了ボタンを押しちゃったらしい。プロデューサーの方も訳が判らず、電波でも弱まったのかとしばらく切れた電話に呼びかけていたそうだ。あれ?
 でも、すると。
「あ、ご、ごめんなさい、おっことしちゃって。わたわたしちゃってました」
『あ、そうなのか』
「あの……プロデューサー?」
 ボクの声、どこまで聞かれてたんだろう。
『うん?』
「ボク……どこまで話してましたっけ」
『ああ、ええとな、答え、まだなんだけど』
「……え?」
『あらためて聞くよ。真、今度一緒に食事でも行こう』
 あれれ。
 あの時、もう電話は切れてたんだ。てことは、あの最後のボクの声はプロデューサーに聞かれずに済んだ、ということかぁ。
 ホッとしたの半分、ちょっぴり残念なの半分。
『どうだい、いいかい?』
「あは」
 でも、いいや。今のボクの体の中では、また新しい風船が膨らみ始めていたから。
「そんなの決まってるじゃないですか。オッケーですよ」
 今度はキモチイイの風船ではなく、タノシイの風船だ。
「それじゃあプロデューサー、いつ行きますか?今から?」
『おいおい、がっつき過ぎじゃないかぁ?』
「いいじゃないですか。善は急げですよ!」
 ボクはその風船を大きく膨らませるべく、手の中の電話機に力を込めたのだった。





おわり





【投下情報】20081213エロパロスレに投下。
表サイトのやよいネタと同様、4.5Pの誰か続き書いてくれ漫画です。
  1. 2008/12/13(土) 00:00:00|
  2. SS
  3. | コメント:4
<<dame blanche | ホーム | 亜美真美充電ちゅ→>>

コメント

おいらのウエストはあずささんの胸囲と同じサイズなので、真の前で脱いでも思い出してイタしてはくれないだろうなあ・・・
  1. 2008/12/14(日) 01:20:38 |
  2. URL |
  3. 225P #-
  4. [ 編集]

>225Pさま

ふと思い当たって測ったら僕のウエストもおんなじでしたorzだがしかし!
コレはある意味包み込むような優しさというか安心感というか(ry
ちった鍛えるか……
  1. 2008/12/14(日) 02:22:58 |
  2. URL |
  3. レシ #L4Epgk2E
  4. [ 編集]

レシさん

>コレはある意味包み込むような優しさというか

真「おっ。これは正拳突きの練習に丁度いいボリュームですね! セイヤッ!!」
  1. 2008/12/14(日) 11:15:53 |
  2. URL |
  3. 225P #-
  4. [ 編集]

>225Pさま
北斗柔破斬ですね、わかりまひでb(ry
  1. 2008/12/15(月) 06:00:41 |
  2. URL |
  3. レシ #L4Epgk2E
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

最新記事

最新コメント

カテゴリ

SS (11)
雑記・独白 (0)

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

プロフィール

レシ

Author:レシ
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

FC2カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。